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銀枝庵

伊勢神宮の神嘗祭

 

2011年10月15、16日の二日にかけて、嫁と二人で伊勢・志摩を旅してきました。

その最大の目的は伊勢神宮の神嘗祭(かんなめさい・かんなめのまつり・かんにえのまつり)に奉拝させていただくこと。

神嘗祭とは、その年に取れた新米を最初に神様に捧げて感謝するお祭りです。今回は、ご縁をいただき、神宮外宮の神嘗祭の儀式である由貴大御饌祭(ゆきおおみけさい)に参列させていただく機会を得ました。

神宮外宮では、毎日朝夕2回、神饌(みけ)と呼ばれる「神様のお食事会」が行われています。そして、その中で10月に行われる神嘗祭と、6月と12月に行われる月次祭(つきなみさい)の三回を特に由貴大御饌祭と呼び、祭主自ら神々に神饌をお供えします。ちなみに、由貴とは、このうえもなく尊いことを意味するそうです。

神宮外宮に午後9時に集合し、午後10時少し前に漆黒の闇に包まれた外宮境内へと移動します。古代さながら、庭火と灯明が揺らめくなかを、純白の斎服を身にまとった、祭主と神官たちが神前へと進んでいきます。

暗闇のなか、実際に何が行われているのか、はっきりとは見えません。海川山野の幸、そして白酒、黒酒、醴酒、清酒がお供えされるということですが・・・・・ただ、小雨の中、一切の無駄のない神官の動きはただただ美しい。

特徴的だったのは、すべての儀式が実に静かに行われること。大宮司が祝詞(のりと)を奏上するときも、力強く読み上げる一般神社のそれとは違い、ささやくように行います。それは、神様だけにお聞きいただくという意味があるのだとか。

神饌のお浄めの後、外宮の正宮、そして別宮の多賀宮の神前へとお供えされるのですが、その全行程が「厳か」という言葉そのもの、最初から最後まで鳥肌が立ちっぱなしでした。

このような厳粛なお祭りが人知れず、1,000年以上の長きにわたって続けられていることを、日本人として心の底から誇りに思いました。

翌日は再び外宮、そして内宮へとお参りし、御垣内参拝もさせていただきました。わずか二日の伊勢参りでしたが、心もすっきりして、元気をいただきました。

 

 

 

 

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