催眠療法(ヒプノセラピー)専門。心と身体の癒し、自己催眠、能力開発のサポートは銀枝庵(ぎんしあん)へ。

銀枝庵

催眠療法体験談 1 (その2)

 

一週間後に2回目の施術を受けましたが、そのとき先生に「新しい部署での仕事のストレスは確かにあなたの症状の引き金であったかも知れないけど、それは原因ではないんですよ」と言われて心底驚きました。私自身はそれこそが原因であると確信していたからです。では原因は何だったのか?私と家族のプライバシーに関することなので、ここに詳しく書くことはできませんが、私の生い立ちにその根っこがあったのです。

このことは大変なショックで、私にとって受け入れ難いものでした。急に催眠が怖くなり、先生の誘導を拒絶してしまいましたが、先生は穏やかに「今日はここまでにしておきましょう。少し時間を置いて、また来たくなったら来てください」と言ってくださいました。その日は次回の施術の予約を入れずに帰りました。

3回目の予約を入れたのは3週間後でした。施術の中で改めて知った(気付いた)事実を自分の中で消化するには、それだけの時間が必要でした。今思えば私は年甲斐もなく拗ねていたのかも知れません。そんな私を先生は快く受け入れ、それだけではなく「前回は半分の時間で中断してしまいましたから、今日は少し長めに時間を取りましょう」とまで言ってくださいました。

この日の施術では、自分の中でも大きな変化を感じました。自分の過去と正面から向き合い、それを受け入れることができたのです。その中で、確かにうつ病のきっかけになったのは仕事だけれども、その根本にあったのは自分の心の中にあった「ものの見方」だったと気付きました。

その一週間後に受けた最後の施術はとにかく穏やかと言うか、優しさに満ち溢れていて、私は思わず泣いてしまいました。しかし、それは哀しい涙ではなく嬉し泣きでした。施術の直後から、私は身体から憑き物が落ちたような感じを持ちました。心も身体も信じられないほど軽くなっている自分を発見しました。

1ヶ月半後、私は無事職場に復帰することができました。同じ営業ですが、サポート・グループというロジスティック業務が中心の部門に所属が変わり、今は少しずつ仕事の感触を取り戻しているところです。まだ、精神科への通院は続けていますが、施術後は薬も大幅に減らすことができ、身体への負担も軽くなりました。まだまだ完治への道のりは続きますが、自分の中で「もう大丈夫だ」という確信があります。それは自分の心の奥底を、目をそらさずに見つめたことの自信から生まれたものです。先生にお世話にならなければ、決して得ることができなかった自信です。本当に感謝しております。

 

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